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最新号

Issue 71 July 2013

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EHS (環境・衛生・安全) デューデリジェンス

ENHESAの環境・衛生・安全 (EHS) デューデリジェンスは、不動産等の買収に伴う不測の環境負債を回避する上で最良の方法です。

 不動産の買収・売却、または株式取引を行う際、投資対象に影響を与える環境、労働・公衆衛生及び安全に関する法規制を明確にすべて理解することは困難です。 そのため、大半の企業は、施設または不動産を購入する前に、徹底した環境・衛生・安全 (EHS) デューデリジェンスを行っています。

ENHESAは、法令及び法規制に関する豊富な専門知識を活かし、フェーズIデューデリジェンス調査 (Due Diligence Assessments、略称DDA) とも呼ばれる迅速なEHSデューデリジェンスを行います。 ENHESAのEHSデューデリジェンスでは、不動産の買収、リース、売却に伴う潜在的な環境負債を特定するため、現地及びデスクトップでの調査が実施されます。

ENHESAは、通常、このフェーズI調査において、土壌汚染が懸念される要因があるかを特定するかだけでなく、以下を含む事項についても判断します。

  • 対象施設が、現在行っている業務、または今後行う予定の業務について、すでに適切な許認可を取得しているか、または将来的に取得できるか
  • 許認可が今後も有効であるか
  • 許認可の更新に何らかの制約が存在するか
  • コンプライアンス (法令遵守) の維持徹底に適切なシステムを導入しているか
  • 現場で使用されている設備・機器が安全なものであるか
  • 安全性について信頼できる実績があるか

ENHESAでは、ASTM E 1527-00やASTM E 1528-00など広く認められた規格に基づいて、フェーズIサイトアセスメントを行います。ただし、米国外では、これらの規格に制約があることを考慮し、 現地の調査手順や法規制に関する知識も取り入れています。 このように、当社は、各状況に最高レベルの理解を以って対応しています。

ENHESAでは、EHSデューデリジェンスにおいて時間が最重要であると理解しています。 ENHESAは信頼のおける企業として、お客様が不必要な法的責任を負うリスクを回避できるよう、現実的な解決策を的確に提案しています。 調査により、何らかの問題が認められた場合、法律上どのような影響があるかを分析し、概要にまとめます。 その上で、実現可能で、かつ費用対効果の高い解決策により規制当局と折衝するための戦略立案をサポートします。

土地汚染のほかにも、ライアビリティ (法的責任) やコストは隠れています

 海外新規事業への投資には、常に課題が付きまといます。 汚染された土地の買収による負債リスクに気を取られすぎると、投資の本来の目的である「高い環境・労働安全衛生基準を満たしながら実行可能かつ持続可能な事業を行うこと」を忘れてしまいがちです。 そのため、ENHESAのデューデリジェンス サービスでは、標準的なデューデリジェンス(DDA) に、より踏み込んだEHSリスクアセスメントと法規制コンプライアンスの検証を組み合わせています。

物件を買収する際、土壌汚染以外で非常に見過ごしやすい問題には、以下のものがあります。

  • 大気排出許可の欠如。
  • 防火安全性能に関する、有効期限の近づいた証明書。
  • 電気または作業設備の老朽化や法令違反。
  • 非常口がないこと。主原料の輸入または使用に制限があること。

多くの国では、これらの問題により、事業立ち上げに著しい遅れが生じてしまいます。 また、訴訟リスクやその他の雇用者責任を軽減するため、大幅な追加投資が必要になるおそれもあります。

懸念が生じた場合には、ENHESAが主力とする専門知識により、以下を含むフェーズII調査分析を容易に行うことができ、土壌調査やエンジニアリング調査を異なる業者に委託せずに済ませることができます。

  • 試料の採取・分析による土壌、表層水、地下水の汚染、その他の問題の有無確認
  • 建築物の強度・性能
  • 機械類の適合性

ENHESAは、お客様が良いスタートを切れるようお手伝いします。

 ENHESAは、6大陸60か国以上の法令及び慣習をカバーする豊富な専門知識により、お客様の新規事業立ち上げをサポートしています。 当社では、許認可の交付、地方自治体または政府機関に対する届出や折衝、その他環境・衛生・安全 (EHS) 法規制コンプライアンスについて、助言を行っています。

現地エキスパートとの幅広いネットワークにより、ENHESAは、現地での適切な情報の取得をお手伝いすることが可能です。 現地の状況とは異なることが多い、お客様の企業文化及び方針を学ぶことにより、ENHESAは、コミュニケーションを促進し、新規投資が会社本体へ円滑に統合されるよう支援します。

また、案件が立ち行かなくなってしまう程の潜在的なライアビリティ (法的責任) に対して、お客様が現実的な解決策を見出せるようにするため、ENHESAでは、通常、現地法規制を熟知する担当者をデューデリジェンス チームに参加させています。 彼らは、土壌浄化や労働安全衛生の分野において、幅広い知識を有し、現地規制当局との折衝経験も豊富です。 ENHESAは、懸念されるすべての問題を現地の実態に照らして評価し、最適で最も費用対効果の高い是正措置を提案します。

Experience

 ENHESAとその専門家ネットワークでは、世界各地で数百件ものデューデリジェンスを迅速に行い、 数千ドルから数百万ドルにも上るお客様の損失を回避してきました。 その中の数例を以下に挙げます。

  • 多国籍資本管理企業より依頼を受け、イギリス、フランス、オランダ、ベルギー、ドイツの71か所において、環境デューデリジェンスを実施し、16日間で完了。 これらのサイトの多くでは、汚染の有無を確認するため、試料採取及び分析を伴ったフェーズ2が実施されました。
  • 機械製造企業の買収計画に伴い、中国の5か所において、環境安全コンプライアンス調査を含むデューデリジェンスを実施。
  • 大手清涼飲料製造企業による数十億ドル規模の瓶詰め工場買収案件に伴い、ベルギー、フランス、ドイツの3か国での環境デューデリジェンス (詳細デスクトップ及び現地調査) を実施。 デスクトップ調査では、現地法規制への適合性を評価し、土壌・地下水の汚染が将来敷地内で発見された場合に汚染除去に係る法的責任が生じる可能性を調査するため、環境法規制コンプライアンス チェックリストが作成されました。 現地調査では、情報及び資料のリサーチ、収集が行われ、現地の地質と水文状況、許認可取得状況、過去の汚染物質使用状況を含む現地の利用履歴が調査されました。
  • 紙製品・オフィス製品製造業企業の依頼を受け、イタリア、イギリス、フランス、ドイツ、スイス数箇所の買収計画に伴うデューデリジェンスを実施。対象となったサイトは、最終的に買収され、その後の見直しで新たな工程及び設備を導入。 また、これらの場所における汚染物質の使用履歴を調査してさらに詳細な調査を推奨。より厳しい新法令を想定して汚染除去費用を試算し、 新たな構造と安全機能 (防火壁、非常口、電気パネルの改修など) の追加の必要性を提言。新たな所有者がその施設で業務を行なう際に必要となる許可を特定しました。 現地当局との折衝をサポートし、許可申請書を作成。
  • 米国の電子・IT製品製造業企業の依頼により、イタリア、フランス、ポルトガルにある製造事業所買収に伴う調査を実施。現場の汚染調査及び既存建物構造と管理の安全性に関する潜在的な法的責任を調査。 また、新たな所有者が業務を行うため必要な許可取得もサポートしました。