EHSコンプライアンス徹底のための戦略的管理
自社の事業活動における環境・衛生・安全 (EHS) 管理を継続的に改善し、世界各国の全社員が積極的にEHS管理に参加するようにするには、どうすればいいでしょうか?
ごく最近まで、環境・衛生・安全 (EHS) 管理は、事業に伴う単なる負担とみなされていました。 しかし、現在では、環境と事業のサステナビリティがますます脚光を浴びており、EHS管理は、すでに単なる管理リスクや潜在的な法的責任を超えたものになっています。 今日の企業にとって、効果的なEHS管理とは以下を意味します。
- コスト削減機会を特定することによって、企業収益へ貢献すること。
- 特定の環境問題を回避、もしくは解決する製品によって、市場への浸透を維持、改善、拡大する助けとなること。
EHS管理の改善
ENHESAでは、EHSコンプライアンス不適合と事業リスクにつながる管理上の欠陥の有無を評価しています。 このサービスには、社内EHSコンプライアンス保証プログラムの開発及び改善が含まれており、 取締役会または上級管理者向けのプレゼンテーションや、適切な管理手順の作成なども行われます。 また、会社・部門・施設レベルでEHS関連のリスクや問題を管理するため、体系的アプローチの開発もサポートしています。
さらに、国内・国際レベルの管理基準に基づいて、EHS管理システムを開発するほか、当社の豊富な専門知識と実績を活かしたサービスも提供します。 このサービスにより多くの企業が、過度の経費をかけずに、ISO 14001やEMASなど標準的なEHS管理システムを配備することができます。 しかし、このような標準システムでは、各企業特有のニーズに対処できない場合もあります。
そのため、当社では、以下の業務をお客様とともに行っています。
- 管理すべき実際・潜在リスク及び問題の性質を特定し、定義する。
- システムに必要な項目を具体化した後、費用対効果の高い解決策の設計・適用を支援する。
そして、適切なEHS管理対策に必要なステップを立案・導入します。
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EHS/EMSシステム開発研修
ENHESAコンサルタントは、研修コース及びセミナーを数多く開発・実施しており、積極的に環境管理を行うことの利点や、優れたEHS管理アプローチの立案をお手伝いしています。 これらのコース及びセミナーでは、理論的な講義とグループ単位のセッションを組み合わせており、実践的な知識や経験を得られるようになっています。 これらの研修に加え、ENHESAでは、現行及び今後適用予定の環境政策・法規制要件に関するセミナーも行っています。
関係者とのコミュニケーション
初期の環境・衛生・安全 (EHS) コンプライアンス管理システムでは、環境問題が公に明らかになったり、法規制措置が適用されたりする前に、それを特定、解決することに重点が置かれていました。 しかし、ISO 14.001がリリースされ、欧州環境管理・環境監査制度 (EMAS) が導入されると、企業または組織の環境パフォーマンスに関する情報公開がより重視されるようになりました。 さらに、製品を大量に購入する顧客は、環境上の製品特性や企業全体の環境パフォーマンスをさらに重視するようになっています。
当社では、お客様が以下のような対応をとれるようお手伝いしています。
- 関係者の懸念を理解し、適切な対応をとる。
- 公衆及び関係者に明確なメッセージを伝える。
- 重要な情報を収集分析し、年次環境報告書及びパンフレットを作成する。
- 社会が抱いている関心、懸念、疑問に対応し、情報を整理して提示する。
新たな環境政策と法規制の予測
ENHESAは、多国籍企業のお客様に助言を行う際、該当する新たな環境政策や法規制とその動向について、グローバルかつ広い視点で取り組んでいます。 現地エキスパートのネットワークは、ほぼ全世界をカバーしており、そのネットワークを最大限に活用しながら、所轄当局の政策立案者や議会議員とのつながりも構築しています。
ENHESAは、これらのネットワークにより、お客様が将来的な影響とチャンスの双方を把握できるよう、サポートします。
グローバル予測
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戦略的機会の特定と評価
EHS法規制の動向追跡及び予測の取り組みは、市場動向に基づき、お客様とともに新たなビジネスチャンスを発見してこそ実をもたらします。 当社の目標は、お客様の事業、製品、または市場分野に影響を及ぼす大きな動きを特定、分析して、 お客様との提携により、そのような問題から想定されるシナリオを描くことです。 最終的な目標は、明日の市場で、お客様がより適切な立場で高い競争力を持てるようサポートすることです。
このような将来的シナリオを想定するため、ENHESAは、現在及び今後の問題だけでなく、日々進化している政策にも対応しています。 そして、主要な政策立案者や影響力を持つ関係者と協議を行い、当社の得た情報や理論を確認した上で、取り組み中の案件にそれらを反映しています。 当社は、今後生まれる環境政策や法規制が世界各国の顧客製品に及ぼす影響の追跡・把握に特化して顧客にサービスを提供している唯一の企業とも言えます。
影響力の強い意思決定者とのつながり
ENHESAでは、影響力の強い意思決定者の動向を常に把握し、お客様の声を届けるお手伝いをしています。 また、つながりを持つべき重要人物に自らの関心や懸念を伝えるために最適なアプローチ方法についてもアドバイスしています。 具体的なサービス内容は、以下の通りです。
- 特定の問題または法的措置の提唱者及び賛同者 (議員、所轄機関、法学者や法律専門家など影響力を持つ人物、ジャーナリストや報道組織、関連分野の専門家、業界団体、影響力のあるNGOなど) を特定し、そのプロファイルを作成。
- 特定の問題及びイニシアティブについて、重要な人物・組織・団体がとっている立場を調査し、報告。
- 座談会、討論会、情報普及活動を含め、意思決定者及び影響力を持つ人物との非公式、または公式の会議を開催。
なお、ENHESA自体は、お客様の代理で政策立案者の意思決定に影響力を及ぼす業務は行っておりません。 中立の立場にありながら、お客様が望ましい立場からメッセージを発信できるようにお手伝いします。 中立の立場を保つことにより、当社のコンサルタントは、顧客が関心・懸念を抱く問題の専門家として認識され、逆に政策立案者の方からアプローチを受ける場合もあります。 このように当社は、その中立性と豊富な情報により、政策立案者からも多大な信頼を得ています。
Experience
ENHESAは、お客様の事業や製品市場が日々進化するEHS法令・政策によって受ける影響の把握をサポートするという重要な役割を果たしてきました。
その代表的な例を以下に挙げます。
- ベルギーの原子力発電施設より依頼を受け、欧州EMAS (環境管理・環境監査制度) に基づく初の環境管理システムを開発。 1997年中のEMAS登録を目指して、環境に関する初回評価、リスク評価、法規制コンプライアンス監査を実施。施設の環境ポリシーに関する広報文書を作成し、管理システム及び作業手順を開発する社内チームに助言を行う。
- 欧州全土と中東で事業を行う半導体製造機器の製造企業の現地設備及び整備スタッフ向けに、安全衛生管理システムを設計し、導入を支援。 現場管理者は、現在、当社協力の下、独自の管理手法、手順、マニュアルを開発中。
- 世界環境管理発議(GEMI)からの依頼で、施設性能をISO 14001規格に照らして自己評価するチェックリストを設計・開発。
- ISO 14000及びその他の「最適管理」実施手順に基づき、国連環境計画 (UNEP) 環境管理システムの研修用資料を開発。途上国及び過渡期の経済状況下において事業を行う大中小企業の環境管理パフォーマンス改善を目指す。
- 世界最大の自動車メーカーからの依頼により、同企業に影響を及ぼす可能性が高い世界25か国 (西欧、東欧、北米、中南米、アジア太平洋地域) の環境法規制動向を今後10年分予測。 各国の事業において、最低限求められる環境管理基準の確立を支援。
- 特殊化学製品 (シリコン) 市場に影響を及ぼす環境問題の動向を調査し、新規市場に既存製品を投入後、顧客ニーズにより見合う新製品を開発した場合のビジネスチャンスを特定。 この調査の結果、それぞれ1千万米ドル規模の収益に相当する3つの新規ビジネス チャンスを特定。
- 欧州委員会によるEU第5次環境行動計画の評価を支援。その際、同プログラムの実施記録を分析し、EUの目標である持続可能な開発に向けた同プログラムの強化方法に関する提言を行う。また、政府関連機関の政策、経済界及び消費者の行動に関する環境目標の統合を目指し、情報戦略を立案。
- Innovest社からの依頼により、環境負債の現状、または可能性に基づき、投資先評価に用いる事業リスク指標を調査。これにより、投資分析モデルが米国だけでなく西欧向けにも利用可能となる。
成果
当社の代表的なお客様をいくつかご紹介します。
- 原子力発電施設として初めてEMAS認定を受けた施設。
- 先進材料の製造企業。縮小しつつある分野から、顧客が今後直面する環境問題の解決に役立つ分野へと、新製品の研究開発を方向転換。
- 大手自動車メーカー。現行基準で新工場を建設して、稼働からわずか数か月後に高価な改修を行う代わりに、将来的な環境基準を予測・勘案した新たな工場の建設を計画。
- 電子IT機器製造企業の協議会。引取法案と実際の廃棄物の越境移動規則との矛盾を再審議するよう、経済協力開発機構 (OECD) と欧州委員会に働きかけ。
上記は、当社のごく一部のお客様です。